満開の花をイメージした結び方
ちょっと優雅に大人っぽく、満開の花をイメージさせる兵児帯の結び方をご紹介します。まず用意するものは兵児帯と前板、２つ飾りのついたゴムで、兵児帯を床に広げ端から自分の手の長さ分のところに前板を置きます。
そして兵児帯の両側の生地で前板を包んだらその部分を背中に当てて帯を２周させます。その後短い方の生地が上になるように結んで捻り、次に長い方の生地を手繰り寄せて花びらの直径の長さに生地を何度か折り返します（この時花びらの中央部分を持ち、花びらにレイヤーがつくように下に来る花びらの長さを長めに取ります）。
そして胴の結び目辺りまで生地を取ったら、持っていた中央部分をゴムで巻き、固定します。それからゴムで留めた部分を胴の結び目に当て、短い方の生地をゴムで留めた部分を覆うようにして上から被せ、下から帯の裏を通して上に出るように巻き、続いてはそのまま胴周りの生地の下へ通し、余った生地は胴周りの生地の下に収めます。
花びらにあたる部分を根元から開くようにして形を整えます。花が完成したら背中の胴部分の生地と花の部分をできるだけ崩さないように持ち、花の部分が背中に来るように回して完成です。帯の色や素材にもよりますが、華やかな色の兵児帯を使って女のお子様に結んであげても喜ばれると思います。